課題研究について

課題研究1:デジタル教科書(指導者用・学習者用)

コーディネータ:内田 明(佐賀市立若楠小学校)

これからの社会は、多様な情報やリソースを活用し、主体的・協働的に何らかの答えを創造、実行し、さらに良い答えを求めていく力が必要になリます。ここにICTがどう寄与するのか。電子黒板の整備とともに登場した指導者用デジタル教科書、1人一台タブレット端末の時代に向けて議論されている学習者用デジタル教科書も大きな可能性を帯びた学びのリソースの一つとなるでしょう。

本研究課題では、指導者用・学習者用デジタル教科書が新しい時代の学びにどう寄与するのかを実践的研究をもとに深めていきたいと考えています。

●課題研究2:思考ツールとタブレット端末

コーディネータ:片山 敏郎(新潟大学教育学部附属新潟小学校)

課題解決過程において、思考力を発揮しやすくするために、シンキングツール、思考ツールを活用する実践が増えてきました。 タブレット端末が普及するにつれ、その特性を生かした「デジタル思考ツールアプリ」も開発され、それを課題解決手段として用いる「道具的能力」にも注目が集まっています。

本課題研究では、「思考スキル」「思考ツール」「デジタル思考ツール」などをキーワードとした実践的研究や、それらのアプリの開発・普及を含め、幅広く議論を深めていきたいと考えています。

●課題研究3: 特別支援教育とICT

コーディネータ:稲田 健実(福島県立平養護学校)

2001年から使用が始まったICF(国際生活機能分類)の意義は、「障がいを人間と環境との相互作用の下で理解することとした」ことであると思います。ICFの考え方で重要になるものが、「環境因子」です。環境因子を効果的に活用することで、「活動」や「参加」を実現可能なものにする取り組みであるともいえます。

本課題研究では、こうした「環境」の重要さを踏まえて、「合理的配慮」「インクルーシブ教育」「アシスティブ・テクノロジー」などをキーワードとした実践的研究をもとに議論を深めていきたいと考えています。

 

 

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